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たぬき伝説

トッポ話として語り継がれてきた伊予のたぬき伝説のたぬきたちは、今まで映画化されたこともあるんよ!
今も松山にはたぬきたちがおったりおらんかったり・・・?!

 

伊予たぬき伝説巡り

(1) お袖狸(堀之内・八股榎大明神)

松山一の美女狸として誉れ高いお袖狸。老婆の命を救った事から信仰を集めて、今も堀之内にある祠をお参りする人は後を絶ちません。

(2) 六角堂狸(勝山町)

元々は手に持ったドクロで人をたぶらかすイタズラ狸。でも住職からドクロの代わりに法衣を与えられて改心したという逸話が残っています。

(3) 毘沙門狸(大街道3丁目)

坊っちゃん列車に化けて通行人を驚かせていたという話もあります。

地図:伊予たぬき伝説めぐり

(4) お紅さん狸(居相町・椿神社)

椿神社の古楠の根元に住んでいると言われるメス狸。

(5) 大狸(東温市・西林寺)

東温市西林寺に住むとされる大狸は、手にタコを持っていると言われています。

(6) 三光姫狸(高井町・高井八幡神社)

日清・日露戦争に村人と一緒に出征して兵隊を守ったと言われる色白のメス狸。おさん狸の愛称も。

(7) 金平狸(上野町・大宮八幡神社)

文字が読め、そろばんが達者なインテリ狸。大宮八幡神社の宮司さんのお使い狸としても活躍し、迷子や老人、病人の世話などして、地元に貢献しました。晩年は大阪で旅館経営をしたという逸話も。

(8) 刑部狸(久谷町・山口霊神)

江戸時代の狸話で知られる狸界のスーパースター。その活躍は映画化もされた『松山騒動八百八狸物語』で有名。

伊予八百八狸

松山市久谷町の山口霊神社前に「松山騒動伊予八百八狸の碑」がたっています。日本三大狸話の一つ「松山騒動八百八狸物語」は、享保の大飢饉に起こったお家騒動をモチーフにした物語に、狸や妖怪を登場させて怪談にしたものです。

ストーリーは、金に目がくらんだ松山藩の家老・奥平久兵衛が、横領しようとしたことから始まり、それを阻止しようとしたのが松山城に住み着いていた古狸の「隠神刑部狸」です。得意の幻術で久兵衛を陥れようとしますが失敗し、その力を封じ込められて久万山の洞窟に閉じ込められてしまいます。それ以来八百八狸の力は衰えましたが、土地の人と仲良く幸せに暮らしたといわれています。

真狸のストーリー

写真:真狸のストーリー

狸小路100年の発展と「第20回狸祭り」を記念して、札幌市狸小路商店街に、夫婦狸がまつられました。

男狸は八百八狸の一人である本陣狸、女狸は千葉・木更津の萩乃狸一族からでた上総かずさ御前。二人は証誠寺しょじょじの大和尚の仲立ちと、札幌市長の媒酌で夫婦となりました。昭和48年夏のことです。

昭和51年、この夫婦狸に「鶴の宮藻里豊姫」という娘狸が生まれました。娘は登別 市の新和デパートに嫁ぎ、登別本陣大明神社が誕生します。

平成13年、札幌市狸小路商店街と銀天街商店街振興組合連合会は、狸が取り持つ縁で姉妹縁組を結びました。松山市ではそれを記念したモニュメントを制作。同時に伊予の狸の復権活動を推進して、「八百八狸トッポ話(滑稽話)」を核に大人にも子どもにも親しまれる文学のまちづくりを実現しようとしています。